新築住宅
2018.11.08
光と風を感じる大窓の家
施主さまが憧れていたのは、広く開放感にあふれたリビング。
そこで藤畑さんが計画したのは、隣接する和室と合わせて30畳にもなるLDK。吹き抜けとなった心地よい空間で、南面には天井までの高さのある大窓を配置。天井には檜、床には柾目の杉を用いた。柱や梁などの構造材もインテリアとしての存在を放っており、家族は無垢材が生み出す穏やかな空気に囲まれて健やかな時間を過ごすことができる。大窓は、冬は光や熱を邸内に取り込み、夏は深く出した軒により日射を遮る。ここから入る風は邸内を吹き抜け、2階の居室に設けた窓へと吹き抜けるパッシブ仕様とした。キッチンはダイニングテーブルとともに造作。床のレベルが一段下がったキッチンからも、庭の景色を望める。美しい木製のストリップ階段など、随所に高いデザイン性と匠の技術が生かされた住まいとなった。